はなさかじいさん

童謡に「はなさかじじい」という歌があります。
中年以上の方ならご存知と思います。
「うらのはたけで、ぽちがなく、しょうじきじいさん、ほったなら、おおばん、こばんが、ザクザクザク」となっています。

裏の畑を自社の工場等の現場とし、ポチを従業員とし、爺さんを社長とすると、 この歌は 正に中小企業にとっての経営の真髄そのものではないでしょうか。

1.社長は正直で謙虚でなければ、大判小判を得ることは出来ない。 (爺は正直であったから、結果として大判小判を得た)

2.社長は社員を大事にしなければ、大判小判を得ることはできない。 (正直な爺さんはポチをかわいがっていたから、結果として大判小判を得た)

3.社員が社長をこころよく思っていなければ、一生懸命働かないし、何も見つけてこない (ポチはかわいがれている正直爺さんが好きであったから、 裏の畑で何かいいものを見つけて 爺さんを呼んだ)

4.大判小判は会社の業績の中かその近傍に隠れている。 (ポチは普段からよく知っていつ裏の畑で何かを見つけた)

5.社長は社員の言うことに耳を貸さなければ、大判小判を得ることは出来ない (正直爺さんはポチの鳴き声を聞く耳があった)

6.社長は社員の言ったことを掘り下げてみなければ、大判小判を得ることは出来ない (正直爺さんはポチの鳴き声に何かを感じ取って、実際に掘ってみた)

中小企業の会社経営の核心をついていませんか。社長自ら謙虚に自身を磨き、 社員を大事にする。 そのような環境から身近にあるチャンスの到来の確率を上げ、チャンスがきたときには 見逃さないように普段から心がける。普段は地道に正直に暮らす。

ちなみに、2番は、「いじわるじさん、ポチかりて、うらのはたけをほったれば、 かわらや、かいがら、ガラガラガラ」です。