お山の大将にならないために

中小企業の社長さんは、会社は小さくても一国一城の主です。
この点において大いに自信を持ってよいのですが、
社員や出入り業者に威張るだけのお山の大将になりたくないものです。

お山の大将になる時期としては、始めた商売が当たって小金を手に入れたときでしょう。お山の大将の特徴は、儲けた小金を背景に妙に自信を得て出入り業者等に次々と無理難題のわがままを要求することです。

ですから出入り業者や社員等の周囲の人からは本当は嫌われているのですが、普段は上げ祭られた状態となります。

このため次第にワンマン、自信過剰となり、商売上の判断や得た利益の再投資の判断が独りよがりで無謀になってゆきます。

このような状況では周りには小物しか集まりませんから、正確な情報や判断もなく、次に手を出した商売で、失敗してしまいます。

皆さん、くれぐれもお山の大将にはならないように注意したいものです。