人材のない中小企業は淘汰される
例え大企業であっても、ちょっと舵を間違うとアットいう間に大赤字となり、大規模なリストラを余儀なくされる時勢となりました。
倒産に至らないのは大企業だからであります。
大企業には直近の栄光があり、また国や銀行関係等の思惑がからむことから、暫くは支援が入るので、その間に回復のメドがつけば存続が可能となるのです。
これが中小企業であれば、誰からも支援を受けることなく、即、市場から退場であります。
したがって、中小企業が存続していくためには、一瞬たりとも大赤字を出してはいけないのであります。また赤字に備えて、常に節約し内部留保に心がける必要があるのです。
アベノミクスが奨励するようなお金の使い方は中小企業存続とは相容れないことです。そして中小企業が倒産せずに世代を経るためには、人材の確保が不可欠です。
ワンマン社長では人材は逃げ、身内に人材がいない限り、次の世代に引き継ぐことができません。
中小企業にこそ次世代の経営をになう若手人材とその人材による組織経営が不可欠であります。
中小企業にとって、本業を行いながらも、経費を振り分け、人材の育成と次世代人材による組織的経営基盤の確立が、企業倒産を回避するリスク管理であると、小生は考えます。
という小生も最近、小さなメーカの経営に携わることになりました。
これからは、中小企業の経験豊富な経営者の皆さんに教えを請うことが多くなると思っていますので、宜しく願います。