企業経営と職業

最近の企業不祥事を見るに付け、経営者には利益という意識はあっても、 職業意識(プロ意識)が希薄になってきている傾向にあるのではないかと思います。

村上ファンドのあの方は自分をプロ中のプロなどと言いながら、プロとは ほど遠い次元で自己の職業を汚しました。

介護福祉のあの方も介護福祉を食い物にしました。また、食肉業のあの経営者 は消費者を裏切って利益を得ました。彼らの共通な点は、自己の職業に自負がなく、単なる収益手段として職業をとらえ、客を単なる集金対象であると考えているところです。
真のプロは決して自己の職業を自前の金銭で汚すことはないと小生は思います。

我々中小企業が生き残っていくためにすべき基本は、その業種のプロフェッショナル になることではないでしょうか。

小生も、貴殿も、もう一度自己が携る職業を振り返り、自分こそが良質な商品と サービスを提供できるプロであるという意識を高めるべきです。

プロの商品、サービスをもって消費者に貢献し、それによる利益、収益を充分に 得ることができるように知恵を絞ろうではありませんか。